今日、メールボックスをチェックしていたら、
「今年のクリスマスは、月の土地をプレゼントしよう」
みたいな件名のメールが届いていたんです。
…え? 月の土地? あの空に見える、あの月??
一瞬、意味が分かりませんでしたが、あまりに面白い内容だったので、
「それって一体どういうことなんだろう?」
と、思わずリサーチしてしまいました(笑)。
今日は、僕が調べてみて分かった、この
「月の土地」の正体についてシェアしたいと思います!
月の土地とは
まず、僕が一番知りたかった「月の土地って本当に買えるの?」という疑問。
リサーチして分かった結論から言うと、買えません。
少なくとも、私たちが知っている不動産としては。
大前提として、1967年に結ばれた「宇宙条約」という国際的な取り決めがあり、
月などの天体は、いかなる国も
「自分のものだ!」と領有を主張できないことになっているそうです。
つまり、国が領有できないので、登記することもできません。
では、僕がメールで見た「月の土地をプレゼント」とは何なのか。
それは、民間企業などが「月の土地の権利書」と名付けた、
贈答向けの記念品(ノベルティ)として販売しているもの、
というのが実態のようです。
購入すると、
「月面の○○地域(例:雨の海、夢の湖など)の1エーカーをあなたに割り当てました」という、象徴的な登録証が発行されますが、
これに法的な所有権や効力は一切ない、と理解しておく必要があります。
月の土地 いくら
では、その「記念品」は、いったいいくらで買えるのでしょうか。
調べてみると、日本語の公式代理店を名乗るサイトでは、
1エーカー(約1,200坪)あたり2,700円(税込)前後が定番の価格のようです。
この価格には、「権利書」「月の地図」「月の憲法(?)」
といった書類一式が含まれているとのこと。
価格の内訳は、ほぼ「書類セット代+記念の登録料」と考えるのが妥当で、
不動産のような資産価値や、将来的な転売益などは基本的に期待できない、
と考えるべきですね。
月の土地 買うメリット
「法的な効力もない、資産価値も期待できないなら、買うメリットって何?」
って思いますよね。
リサーチして分かった最大のメリットは、その
「ギフト性」と「話題性」です。
たしかに、誕生日や結婚祝いのパーティーで、
「君のために、月の土地を買っておいたよ」なんて言って権利書を渡したら、
めちゃくちゃ盛り上がりそうです(笑)。
“話のネタ”としては最高ですよね。
また、宇宙好きな人が、マップで「ここが自分の区画」と示されることで、
「所有ごっこ」を楽しむための記念品としては、とてもロマンがあるなと感じました。
ただ、再度ですが
「不動産」や「権利」といった実益はゼロです。
これを誤解しないことが、一番のメリット(=失敗しないコツ)かもしれません。
月の土地 買い方
購入方法も、一般的なネット通販と変わらないようです。
- 販売サイト(日本語の代理店サイトや、海外の販売サイト)を選びます。
- 欲しいエーカー数や、場所(“雨の海”や“夢の湖”など、名前が付けられているエリア)を選びます。
- 決済すると、後日、「権利書」などの書類セットが郵送で届きます。
まとめ:ロマンを買う“大人のジョークグッズ”
今回「月の土地」について調べてみて、その正体がよく分かりました。
買えるのは不動産としての土地ではなく、
「月の土地の権利書」という名前の“記念品(ノベルティ)”だったんですね。
価格も2,700円前後からと手頃なので、
「ロマンや話のネタにお金を払う」という、
大人のジョークグッズとして楽しむのが、
この商品の正しい向き合い方だと感じました。
僕も、今年のクリスマスプレゼントの「ネタ枠」として、
ちょっと本気で検討してみようかな、なんて思っています(笑)。


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